ITS情報装置
ITSとは
ITSとは、「Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム」の略で、情報通信や制御技術を活用して安全で円滑な交通を実現するためのシステムをあらわす概念です。名古屋電機工業は、1966年に電光情報盤(電光掲示板、道路情報板)を開発し、1969年の東名高速道路開通時に、ドライバー向けの情報提供システムを一手に請け負って以来、日本の一般道・高速道路の両方における、この「ITS」のパイオニアです。現在は、上記の「道路情報システム」と、道路から派生した「河川情報システム」の、2つのシステムを提供しています。
「高速道路用途」「一般道路用途」の「道路情報提供システム」、「河川用途」の「河川情報提供システム」の、計3つの用途に合わせたご提案を行っております。
収集・分析・提供のトータルシステム
当社は、情報板(電光掲示板)のハードウェアに附随するかたちで、制御する仕組み(ソフトウェア)を開発していましたが、コンピュータの進化とともに、さまざまなセンサーを用いたデータの収集や、そのデータを処理・分析するソフトウェアの重要性が高まり、センサーや表示デバイスなどのハードウェアと、それらを機能させるソフトウェアを融合した「システム」として発展させてまいりました。 現在ではこれらのシステムをさらに複数組み合わせ、情報の複合的な収集・分析・提供という一連の流れを実現するソリューションとして、トータルシステムをご提案しています。
名古屋電機工業の強み
名古屋電機工業の強みは、多数の機器やソフトウェアを組み合わせたシステムについて、お客様のニーズを捉える企画から、システム全体の設計、ソフトウェアの構築、機器・装置の製造・生産、さらには道路への設置工事や設置後の保守まで、それぞれに対応する自社の施設・設備・人員を有し、一貫して対応できることです。 こうした強みを活かすことで高寿命・高品質を実現し、現在運用されているシステムや機器の中には、例えばLED式の道路情報板(道路用電光掲示板)など、四半世紀を超えて稼働しているものもあります。